【矢掛の仕事を訪ねて】
水を守り、人を想い、地域を支える。株式会社江尻設備
蛇口をひねれば水が出る。
トイレが流れ、お風呂に入る。
私たちにとって当たり前の毎日ですが、その暮らしは誰かの仕事によって支えられています。
矢掛町横谷にある株式会社江尻設備は、地域の水インフラを支え続けて60年以上。
公共工事から一般家庭の水回りまで、人々の暮らしに欠かせない仕事を担っています。
地域のライフラインを守る仕事
株式会社江尻設備は昭和38年(1963年)に創業し、昭和58年(1983年)に株式会社となりました。

現在は、水道施設工事や道路工事などの公共工事を中心に、倉敷市や矢掛町から直接工事を受注しています。また、岡山県から依頼を受ける宅内工事にも対応し、地域のライフラインを支えています。
さらに、水漏れやトイレの詰まりなど、一般家庭で起こる急なトラブルにも迅速に対応。
普段は意識することの少ない仕事ですが、地域の人たちが安心して暮らせる毎日を陰で支える、大切な役割を担っています。
趣味から始まった養蜂

取材の中で印象に残ったのが、趣味として続けている養蜂のお話です。
養蜂を始めたのは平成22年。
きっかけは、「父親が蜂を見に来る口実になれば」という思いからだったそうです。
仕事とはまったく別の趣味として始めたものですが、自然と向き合う時間を楽しみながら続けられています。
近年は気候変動の影響もあり、はちみつの採取量は以前より減少しているとのこと。
花の咲く時期や天候によって収穫量が大きく左右されるため、自然相手の難しさを実感しているそうです。
趣味とはいえ、国産はちみつの希少さや自然環境の変化を身近に感じられる取り組みでもありました。
地域を支える仲間を募集しています
現在、株式会社江尻設備では、一緒に地域を支える仲間を募集しています。
水道や土木の仕事は、目立つ仕事ではありませんが、人々の暮らしに欠かせない仕事です。
地域に貢献したい方や、手に職をつけたい方にとって、やりがいのある仕事ではないでしょうか。
そして取材の最後には、こんな一言も。
「社員募集と、花嫁も募集中です(笑)」
思わず笑ってしまう一言でしたが、その言葉からは、社員同士の距離が近く、温かい雰囲気の会社であることが伝わってきました。
編集後記
普段何気なく使っている水。
その「当たり前」を守るために、暑い日も寒い日も現場で働く人たちがいます。
今回の取材では、公共工事や緊急対応を通して地域の暮らしを支える姿勢だけでなく、趣味として続ける養蜂のお話からも、人や自然を大切にする人柄が伝わってきました。
地域に根ざし、人とのつながりを大切にしながら60年以上。
株式会社江尻設備は、これからも矢掛の暮らしを支え続ける存在であり続けることでしょう。
文:KAZUKI(矢掛journal)
写真:DASH(矢掛journal)
矢掛 journal