宿場町の夜を染める、150個の灯り——やかげ夏の行灯まつり

 

夏の夜、ふと見上げると、通りの上に柔らかな光が連なっている。矢掛の旧山陽道・本陣通り沿いに約150個もの吊り行灯が並ぶ「やかげ夏の行灯まつり」は、この町の夏を代表する風景のひとつです。

吊り行灯は全国的にも珍しいスタイルで、宿場町の古い街並みと不思議なほどよく馴染みます。江戸時代の面影を残す建物の間に灯りがゆらめく様子は、現代の日常からそっと切り離されたような、どこか懐かしい夜の空気を生み出してくれます。はじめて訪れた人も、「ああ、ここはそういう場所なんだ」と自然に感じてしまう、そんな景色です。

まつりの期間中には「やかげ小唄おどり」も披露されます。編笠に浴衣姿の踊り手たちが、涼しげな音色に合わせて街道を舞う姿は、行灯の灯りとあいまって、ひとつの絵のよう。見ているうちに、時間の流れがゆっくりになるような気持ちになります。

8月の矢掛は、日中の暑さも和らいだ夜になってこそ本領発揮。夕涼みがてら、浴衣を着て出かけてみるのもおすすめです。地元の人にとっては「今年も夏が来たな」と感じる風物詩であり、遠くから訪ねてきた人にとっては、この町を好きになるきっかけになる夜だと思います。

ぜひ、宿場町の夜に揺れる灯りを、自分の目で確かめてみてください。

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【イベント詳細】
会期:2026年8月1日(土)〜23日(日)
時間:日没~22:00頃(やかげ小唄おどり:22日(土) 18:00~21:00)
場所:矢掛商店街(旧山陽道)
所在地:〒714-1299 岡山県小田郡矢掛町矢掛
詳細・最新情報:https://www.okayama-kanko.jp/event/15954
出典:岡山観光WEB(岡山県観光連盟)